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社説

小平選手も金、日本勢活躍 地道な取り組みの結実だ

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 平昌五輪スピードスケート女子500メートルで、小平奈緒選手が金メダルに輝いた。スピードスケート日本女子初の金メダルだ。

     「応援に来た人たちの笑顔を見たかったが、涙でかすんで見えなかった」という。スケートに懸けてきた思いは胸を打った。

     最大のライバルで、銀メダルだった韓国の李相花(イサンファ)選手とレース後に抱き合った姿も印象的だった。

     31歳での金メダルは、日本の冬季五輪史上最年長にあたる。

     トレーニング理論や医科学面のサポートが発達し、選手寿命は延びている。とはいえ、体力のピークは20代後半に来る。小平選手は低地のリンクでは異次元ともいわれる36秒台を唯一記録した。まさに圧勝だ。

     この金メダルで、日本のメダルは最多だった1998年長野大会の10個に並んだ。どの色のメダルも輝いて見えるが、全種目を通じて際立つのが前回ソチ大会ではメダルがゼロだったスピードスケートで、特に女子の躍進が光る。

     今大会は女子選手の参加比率が全体で41・6%と過去最高である。

     日本選手団はソチ大会に続き、女子が男子を上回った。スピードスケート女子は8人で、8年前のバンクーバー大会やソチ大会を下回るが、この4年間の取り組みを結実させて好成績へとつなげた。

     小平選手は結城匡啓(まさひろ)コーチの下、母校である信州大の学生にもトレーニングを手伝ってもらい、表彰台の頂に立った。

     1500メートルで銀メダル、1000メートルで銅メダルを獲得した高木美帆選手は、新たに創設されたナショナルチームで世界と戦う力をつけた。

     また、日本男子の金銀メダルに沸いたフィギュアスケートは、有望な新人を発掘する合宿を始めて四半世紀になる。今のトップ選手のほとんどは合宿の経験者だ。

     日本のフィギュア界が高いレベルを保てるのは、こういった競技団体の地道な活動の成果でもある。

     2020年東京五輪・パラリンピックに向け、練習環境の整備などが国全体で図られたことも大きい。

     大会は終盤に入る。日本勢のさらなる活躍を願い、見ている我々も目いっぱい応援して平昌に追い風を吹かせたい。

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