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終わらぬ憎悪

コソボが独立宣言してから17日で10年。紛争と紛争を生んだ民族間の憎悪を引きずり、国としての歩みは思い通りに進んでいない。欧州で「最も新しい国家」の現状を追った。

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終わらぬ憎悪

コソボ独立10年/4 「刑務所か、戦闘か」

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シリアでの体験を話すアルベルト・ベリシャさん=プリシュティナで2018年2月6日、三木幸治撮影
シリアでの体験を話すアルベルト・ベリシャさん=プリシュティナで2018年2月6日、三木幸治撮影

 「同胞を助けなくてはいけない。そう思ったんだ」。2013年にシリアに渡り、反体制派への参加を試みたアルベルト・ベリシャさん(31)は静かに語り始めた。

 コソボ当局によると、コソボから中東に渡り、シリア反体制派や過激派組織「イスラム国」(IS)に参加した人はこれまでに約330人。人口比でいうと欧州内で最も高い割合だ。なぜ彼らは中東を目指すのか。

 1999年のコソボ紛争激化後、イスラム教徒であるコソボのアルバニア系住民を助けるため、トルコやサウジアラビアなど中東諸国から支援が相次いだ。首都プリシュティナでは多くのモスクがこの支援金で改修されている。

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