農業のルネサンスを目指す木村秋則さん 自然はすべてが循環
2018/2/21 07:00(最終更新 2/21 07:33)
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毎日新聞創刊146周年記念特集
青森県弘前市の農家、木村秋則さん(68)は、農薬などを使わないリンゴを11年がかりで実らせた。「奇跡のリンゴ」と呼ばれている。それまで使っていた農薬をやめると害虫が大発生。木は枯れ、収穫はゼロになった。それでも、あきらめず試行錯誤した経験から学んだことは、自然には無駄なものが何一つなく、すべての生き物は共生しているということだった。
きっかけは、妻の体調不良だった。農薬をまくたびに1週間も寝込んだ。「今から40年前。人の健康より、効果が優先された時代だった」
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