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K原さんちの里山探検

鳥取県南部町で暮らす自然観察指導員の桐原真希さん一家。山陰の生きものたちと里山の暮らしをご紹介します。

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K原さんちの里山探検

/9 メジロ 可愛い、違法飼育絶えず /鳥取

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 わが家の庭の常連組でもあるメジロは、里山から市街地まで広く見られる野鳥です。名の由来にもなっていますが、実際に白いのは目の周りにあるアイリングと呼ばれる部分で、本当の目は虹彩が茶色く人間と同じ黒い瞳孔を持っています。白のC形のワンポイントで、随分と可愛らしく感じますね。

 体つきも小柄でスズメよりも小さく、日本最小クラスの全長12センチほど。今の季節、黄緑の羽と、喉元や下尾筒(かびとう)と呼ばれる尾羽の下あたりで目立つ明るい黄色の羽毛も、葉が落ちた冬の木々の間でより見やすくなります。群れに出合った時は、まるで葉っぱが何枚も梢の合間で踊っているかのようです。おしゃべりな小鳥なので、チュルチュルチュルと姿よりも先に声でその存在に気付かされることもあります。

 文化として、メジロの「鳴き合わせ」というのが古くからありました。第二次世界大戦の戦前戦後にお生まれの世代の皆様の中では、自宅に竹の鳥籠があり、メジロでなくてもキビタキやヤマガラなどの野鳥を普通に飼育していたという方もいらっしゃるかもしれません。少し前の日本では、虫や魚を捕まえるのと同じように、野鳥を捕らえて食材にしたり愛玩動物として飼ったりすることが珍しくない時代でした。きっと平成の世のお子さん…

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