連載
相模原市の障害者施設で元職員が入所者ら46人を殺傷する事件が起き、障害者は不幸だと決めつけるような容疑者の供述が社会に衝撃を与えました。それでも福祉や介護、医療などの現場では、共生を願い、誇りとやりがいを持って当事者のそばに寄り添う人たちがいます。「Stand by you! そばにいるよ」では、これからを担う世代の奮闘を紹介していきます。
「闘病の力に」実感 動物を通じて小児がんの子を支える 村田夏子さん(32)
毎日新聞
2018/2/21 東京朝刊
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入院する子どもに付き添って支える犬がいる。米国発祥で「ファシリティードッグ」(病院で働く犬)と呼ばれ、日本に3頭しかいない。普及に取り組んでいるのが、小児がん患者を支援する認定NPO法人「シャイン・オン・キッズ」(東京都中央区)。そこのコーディネーターを務める。
子どものころにアニマルセラピーに興味を持ったのがきっかけで、大学院で動物行動学を専攻。職場も動物を医療に生かせる場を選んだ。受け入れを検討する病院に…
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