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ブロックチェーンで相互監視 狙われる仮想通貨交換所 対策課題

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仮想通貨の仕組み
仮想通貨の仕組み

 仮想通貨交換業者「コインチェック」から、580億円相当の仮想通貨が盗まれる事件が発覚して約1カ月。実体のない仮想通貨はどのように生まれるのか。不正アクセスの再発はないのか。仮想通貨を支える「ブロックチェーン」などの仕組みや課題を取材した。【鈴木理之】

 ●「流出」後もバブル

 「金もうけの絶好のチャンス。自分も仮想通貨のブームに乗りたい」。東京・秋葉原のパソコン専門店で、客の日本人男性が取材にこう語った。男性が物色していたのは、グラフィックデザインの映像処理などで使われるパソコン部品「グラフィックボード」(グラボ)だ。データの高速処理が可能で、安いものなら1万円以下で購入できる。

 秋葉原では昨秋以降、グラボを求める中国人観光客らが多数訪れるようになり、コインチェックの流出問題が発覚した後も品薄状態が続く。1人1台の販売制限を始めたパソコン専門店「アーク」の渋谷義寛店長は「初期投資さえすれば誰でも仮想通貨取引が始められる。今が稼ぎ時と考える人が多いのでは」と話す。仮想通貨バブルの中、なぜグラボが売れるのか。

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