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経済観測

日系人強制収容とカナダの見識=経営共創基盤CEO・冨山和彦

 冬季五輪となると際立って活躍する国が世界にいくつかある。そうした国々の一つが北米のウインタースポーツ大国、カナダである。

 昨年は太平洋戦争中の日系カナダ移民強制収容から75年であった。当地の日系人社会、州政府、そして両国友好に関わる人々のリーダーシップでさまざまなイベントが開催された。その焦点は10月、最大の強制収容所が置かれたタシュメの地の高速道路沿いにその歴史標示を設置するアナウンスイベントであった。

 現在、カナダは多様性豊かな移民社会であるとともに極めて穏やかで治安の良い国として知られている。しかしカナダにもかつては激しい人種差別があり、戦時中には敵性国出身の移民の中で日系人のみに財産没収と強制収容という厳しい措置が行われた。このコラムでも何度か触れたが、日系カナダ人の子孫として、私もいろいろな話を父や親戚から聞いてきた。

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