医療

低酸素脳症にさい帯血 初の臨床試験へ

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脳性まひ防止期待 大阪市立大など

 低酸素脳症の新生児に、自分のへその緒に含まれるさい帯血の幹細胞を注入し、後遺症の脳性まひを防ぐことができるか確かめる初の臨床試験を大阪市立大などのチームが始める。23日発表する。低酸素脳症は毎年1000人程度発生するとされるが、脳性まひの有効な治療法はなく、幹細胞治療による未然防止に期待がかかる。

 低酸素脳症は難産などで脳に酸素や血流が不足して起こる。後遺症で脳性まひになることが多い。出産直後の治療で未然に防ぐことが重要とされるが、有効な治療法がこれまでなかった。

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