石川・真脇遺跡

縄文人の火おこし道具 3300年前

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火きり臼の使い方を説明する山田昌久・首都大学東京教授。実際には木の棒を手に挟んで持ち、回転させて摩擦熱を発生させる=石川県能登町の真脇遺跡縄文館で2018年2月23日、久木田照子撮影
火きり臼の使い方を説明する山田昌久・首都大学東京教授。実際には木の棒を手に挟んで持ち、回転させて摩擦熱を発生させる=石川県能登町の真脇遺跡縄文館で2018年2月23日、久木田照子撮影

 石川県能登町教育委員会は23日、同町真脇の国史跡・真脇遺跡で、約3300年前(縄文時代後期末~晩期初頭)の木製「火きり臼」が見つかったと発表した。摩擦熱を利用して火をおこす道具で、縄文時代の出土例は北海道小樽市の忍路土場(おしょろどば)遺跡に次ぎ2例目。本州で縄文時代に人々がこうした道具で火をおこしていたことが初めて裏付けられた。

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