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(16)映画「ビッグ・シック」。実話を映画にした夫婦に聞く

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共同で脚本を書いたクメイル・ナンジアニさん(右)と妻エミリー・ゴードンさん=米ロサンゼルスで2018年2月19日、長野宏美撮影
共同で脚本を書いたクメイル・ナンジアニさん(右)と妻エミリー・ゴードンさん=米ロサンゼルスで2018年2月19日、長野宏美撮影

 パキスタン生まれでコメディアンのクメイルと、保守的な米南部出身で心理学を学ぶ大学院生の白人女性エミリー。異文化の中で育ったカップルの実話を基にした米映画「ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ」が今月23日から、日本で公開されている。トランプ大統領の誕生で米社会の分断が広がる中、タイムリーな作品として評判を呼んだ。脚本を共同で書き、3月4日発表のアカデミー賞の脚本賞候補にもなったクメイル・ナンジアニさん(39)と妻エミリー・ゴードンさん(38)にロサンゼルスでインタビューした。【ロサンゼルス長野宏美】

 クメイルの両親は厳格なイスラム教徒で、同郷の花嫁しか認めない。両親に逆らえず、お見合いを続けていたことが原因で、恋人エミリーと破局してしまう。間もなくエミリーが原因不明の「ビッグ・シック(大病)」で意識不明となる。彼女の両親との交流などを通し、クメイルが「大切なこと」に目覚めていくというストーリーだ。主人公クメイル役は本人が演じている。米国では昨年、わずか5館での上映から始まり、4000万ドル(…

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