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高橋一生 公開中、映画「blank13」主演 「何もしない」芝居に開眼

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映画「blank13」で主演した高橋一生=大阪市北区で、三村政司撮影
映画「blank13」で主演した高橋一生=大阪市北区で、三村政司撮影

 公開中の映画「blank13」で、13年前に失踪した父雅人(リリー・フランキー)の葬儀に兄ヨシユキ(斎藤工)と参列するコウジを演じる。今回初めて長編映画の監督にも挑戦した斎藤とは初共演。演技を終えると自ら「カット」と口にし、モニターを見に行く姿が新鮮だったという。

 葬儀のシーンでは、家族の誰も知らなかった雅人の姿が参列者によって語られ、空白の13年間が少しずつ明らかになっていく。「本人よりも周りの人が語る言葉が、その人を形づくっていくんじゃないか。特に死後は本人との答え合わせができないまま、語り継がれる」。斎藤とは、そんな考えを共有したという。

 斎藤からは「せりふの丸暗記は不要。現場で流動的に切り取りたい」と言われた。だが「意図的にアドリブで話すと、自我が出てしまう」と考え、せりふは台本通りに読んだ。表情を乏しくするなど、抑えた演技で父親への複雑な思いを表現。「芝居の質感を極端に省いた」と振り返る。その結果、「カメラの前にいる以上、何かしなければいけない」という強迫観念から解放され、「何もしなくてもいい時がある」と学んだという。「そぎ落…

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