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ぐるっと首都圏・HOTEL夢のひととき

京王プラザホテル/中 だれもが安心、安全に /東京

「バーズアイ」を率いる客室支配人の中村さおりさん。ユニバーサルルームのベッドは傾きを調節することができ、体を起こしやすい=京王プラザホテルで

鳥の目で新たな挑戦

 だれもが安心して安全に、そして快適に--。京王プラザホテルのユニバーサルサービスは国内ホテル業界でも先駆的な取り組みだ。1988年のリハビリテーション世界会議のため、車いすが使える客室を用意したことがきっかけだった。

     2007年に設置した補助犬専用のトイレはホテル業界として初めてで、昨年10月には日本盲導犬協会の宴席で約180頭の盲導犬を受け入れた。そうした企画を支えているのが02年に発足した社内横断のプロジェクト「バーズアイ」である。

     「鳥の目のように上から全体を見下ろす」。そんな意味を込めて名付けられ、現在は客室支配人の中村さおりさん(55)を中心に約20人のメンバーが集う。当時子育てから復帰したばかりの中村さんは「新しい目線で何かできるのでは」と参加を決めた。

     障害のあるなしにかかわらず結婚式への思いは同じ--。15年5月から提供している特別プランも「バーズアイ」の発案だ。「障害のあるなしにかかわらず、お客様一人一人の要望が違うのは当然」。それなのに特別プランにしたのは障害があるからと遠慮してしまうことのないように、というホテルからのメッセージでもある。

     また、客室には10室の「ユニバーサルルーム」がある。低い位置の電気スイッチ、ゆっくり閉まるドア、起き上がり補助機能のあるベッド……。車いす利用者やお年寄りにも気配りした造りが好評で、家具は高級感があるオーダーメイドだ。

     「ドアを開けた瞬間にお客様が笑顔になるような部屋を」

     中村さんは清掃スタッフにそう伝える。宿泊者と対面しなくても、心がけで笑顔を交わしているのと変わらない。「一人一人のお客様と向き合い要望を聞いて応える。やれることはやろう。そこまでやるんですかということも出来る限りお応えします」。諦めるという言葉は使いたくない。客室を支えている気概がある。「わが家のようでありつつも非日常を味わってほしい」

     また来たいホテル、また来てほしいホテル--。時代が求める快適さを先取りし、新しい取り組みに挑戦し続けている。【成瀬桃子】


    京王プラザホテル

     東京都新宿区西新宿2の2の1

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