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センバツ・彦根東 第2部 指導者に聞く/上 村中隆之監督(49) 1点の取り方、精度磨く /滋賀

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彦根東を2017年夏に続き2季連続の甲子園へと導いた村中隆之監督=小西雄介撮影 拡大
彦根東を2017年夏に続き2季連続の甲子園へと導いた村中隆之監督=小西雄介撮影

 <第90回記念選抜高校野球>

 3月23日開幕の第90回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)で、2017年夏に続き2季連続で甲子園に出場する彦根東。11年4月に就任して以来、13年夏、17年夏、18年春と3度目の甲子園となる村中隆之監督(49)に現在のチームの特徴や意気込みを聞いた。【小西雄介】

 ◆今年のチームの特徴は?

 昨夏の甲子園初戦で勝利投手となった主戦の増居翔太投手(2年)やセカンドで出場した朝日晴人選手(2年)、高内希主将(2年)らが中心。守備や打撃、走塁など課題も多いが、昨秋の近畿大会1回戦の明石商(兵庫)戦や近畿大会出場をかけた県大会の3位決定戦など、負けてはいけない試合で集中力を発揮してきた。

 ◆明石商戦ではポジションが変わった捕手の高内主将や中堅手の野崎重太選手(2年)が好プレーでチームを救った。

 六回まで被安打3に抑えていた増居に疲れが出て七~九回に9安打を浴びる苦しい展開だったが、高内が相手のスクイズを冷静に処理してアウトにしたり、野崎が好返球で本塁補殺を決めたりするなど、本当に選手はよくやった。

 ◆21世紀枠で出場した09年春はコーチとして彦根東の56年ぶりの甲子園出場を支えた。

 まず甲子園練習で他チームの選手の打撃練習での鋭い打球や体の大きさに驚いた。

 ◆チームは習志野(千葉)に1点差で惜敗した。

 習志野に食らいつく選手たちの姿を見て、甲子園は選手の普段以上の力が出ると思った。また、どのくらいの投手力、打力、守備力があれば全国で通用するのかが分かり、その後のチームづくりの指針になった。自分にとっても09年は指導者としての原点になっている。

 ◆13年夏は監督として臨んだが、初戦で花巻東(岩手)に敗れた。

 頑張っていた選手たちを勝たせてやれなかった。花巻東も今春のセンバツに出場するので、ぜひ対戦したい。この5年で監督の自分も成長できているかを確かめたい。

 ◆他に対戦したいチームは?

 日大三や大阪桐蔭とも対戦してみたい。あとは近江。お互い勝ち上がって8強に残り、滋賀県初のセンバツ4強をかけて近江と戦いたい。彦根市にある学校同士で、常に意識する近江と一緒に甲子園に出られることを誇りに思う。

 ◆昨夏の甲子園では中前打を打たれた後に中堅手が一塁のベースカバーに入った捕手に返球し、「頭脳プレー」と話題になった。

 いろいろなアウトの取り方、1点の取り方を練習している。精度の高いものをやるかもしれない。

 ◆意気込みを。

 近畿代表にふさわしい戦いをしたい。甲子園で最後まで勝ち進み、滋賀に優勝旗を持って帰るのが目標だ。


 ■人物略歴

むらなか・たかゆき

 1968年生まれ、長浜市出身。虎姫高野球部で内野手として活躍し、87年3月に卒業。金沢大では書道部に所属した。92年4月に県立校教諭(国語科)に。北大津高や彦根翔陽高で監督や部長などを務めた後、2006年から彦根東高のコーチ、部長を経て11年から監督。学校では学年主任を務める。

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