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コウノトリ

新ペアでひな誕生期待 「妻」誤射死で 島根

電柱の上で巣作りを始めたコウノトリの「げんきくん」(上)とポンスニ=島根県雲南市で2018年2月23日午前10時0分、山田英之撮影

 島根県雲南市で昨年5月、地元ハンターの誤射でペアの雌鳥を失った国の特別天然記念物・コウノトリの雄鳥が、昨年と同じ電柱の上に枝を運んで巣作りをしている。別の雌鳥への求愛のような行動もみられ、地元の人たちは「新たなペアになって今春もひなを誕生させてほしい」と期待を寄せる。

 雄鳥の愛称は「げんきくん」。誤射の後、雲南市を一時離れたが、昨年11月から再び姿を現すようになった。兵庫県豊岡市の研究機関「県立コウノトリの郷(さと)公園」によると、げんきくんの巣に姿を見せている雌鳥は2012年に豊岡市で生まれ、飛来先の韓国で「ポンスニ」の愛称で呼ばれている。

 地元住民によると、げんきくんが枝を運ぶ姿は今月19日から目撃され、22日以降、交尾しようとする仕草や求愛などで行うクラッタリング(くちばしを激しく打ち鳴らす)、雌鳥と一緒に巣作りする姿が見られるようになった。島根県立三瓶自然館で鳥類を担当する星野由美子・学芸課企画幹は2羽の様子を現地で観察し、「まだ不安定な状態だが、新たにペアとなって繁殖につながる可能性は高くなっている」とみる。

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