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元九大医学生

米捕虜生体解剖に立ち会い 「心の傷」自伝

昨年12月に出版した自伝を持つ東野利夫さん=福岡市中央区で2018年1月29日、佐野格撮影

 太平洋戦争末期の1945年、九州帝国大(現九州大)で実施された「九大生体解剖事件」に医学生として立ち会った東野(とうの)利夫医師(92)=福岡市中央区=が、自伝「戦争とは敵も味方もなく、悲惨と愚劣以外の何物でもない」(文芸社)を出版した。戦争を知る世代が亡くなっていく中、歴史の証人として戦争体験を後世に伝えるため、「最後の仕事」として筆を執った。

 事件があったのは45年。同年5月に熊本・大分県境に墜落した米軍爆撃機B29の搭乗員だった8人の捕虜…

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