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我らが少女A

/203 第6章 11=高村薫 多田和博・挿画監修

 多磨駅の小野は、電車を一本送り出してすぐ、用を足すふりをしてトイレでスマホを開く。昼の休憩のとき、夏に会った元バスケ部の同輩が<九カ月前の上田朱美の写真>という一文にインスタグラムのアドレスを付けたメールを送ってきていたのを、浅井の顔を見たせいでちょっと思い出したためだ。知らない男のインスタにアクセスして、あまり鮮明ではないスナップ写真を覗(のぞ)き込み、思わず時間を忘れそうになってすぐにログアウトし、トイレを出る。

 ものすごいものを見た、というほどではないが、一瞬、朱美はほんとうに女優になったのだと思い、すぐに感…

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