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角川博/市川由紀乃=専門編集委員・川崎浩

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角川博 女歌は客観的に遊ぶ

 英語の歌は、基本、歌手と歌の主人公の性は同じである。例えば、トニー・ベネットは「ザ・マン・アイ・ラブ」を「ザ・ガール・アイ・ラブ」のタイトルにして、歌詞も大幅に変えて歌う。ところが、演歌には歌手と主人公の性を変えて歌う「女歌」「男歌」というミニジャンルがある。違和感がもたらすバーチャルな感興を楽しむのである。その点で、演歌ほど現実感がなくファンタジー的状況を許す歌謡ジャンルはない。極めてアバンギャルドなのである。

 「女歌」の第一人者は角川博である。新作「女のなみだ」(キング)でも、別れた男を恋しのぶ女心を切々と歌う。「歌手は、思い入れを強くするとダメ。歌の世界観を客観的に判断してリズムに乗ったうえで遊ぶことが重要」とコツを語る。

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