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第103回全国高校野球選手権

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明秀日立・初のセンバツへ 第2部 選手、スタッフ紹介/7 /茨城

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 <第90回記念選抜高校野球大会>

エースナンバーに闘志 上野雄大投手(2年)

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上野雄大投手

 昨秋の公式戦では、背番号11を付け、全10試合中6試合に登板。うち3試合は先発した。187センチの長身から投げ下ろす直球とチェンジアップの緩急が持ち味だ。

 東京都大田区出身。元々はサッカーをしていたが、小学4年の時に野球を始めた。ずっと投手一筋で、「打者と1対1で勝負をするのが好き」と、その魅力を語る。

 現代の高校野球は1人の投手で勝ち進むのが難しく、レベルの高い控え投手を持つチームが有利だ。金沢成奉監督(51)も「できれば上野を先発で使いたい。投げられるところまで投げてほしい」と期待を寄せる。

 自らの課題を「精神面」と語る。それでも昨秋の関東大会準決勝の慶応戦では3点リードで迎えた最終回、主戦・細川拓哉投手(2年)を救援登板し、無失点でしのいだ。手応えをつかみつつある。

 「目標はやっぱりエースナンバーを取ること。負けたくない気持ちはある」と闘志を燃やしている。

2人目の「主将」チーム優先 長尾巧投手(2年)

長尾巧投手 拡大
長尾巧投手

 140キロ近い直球が持ち味の速急派右腕。もう一つの大事な役割が2人目の「主将」だ。増田陸主将(2年)を支え、笑顔と優しさでベンチからチームをまとめる。

 堺市出身。小学2年の時、硬式チームで野球を始めた。当初は捕手だったが、左膝をけがしてから投手に転向した。

 新チームになって公式戦での登板はわずか1回。投手としてまだ満足できる成績を残せていない。

 課題は制球だ。「バッターを前にすると乱れてしまう」と自己分析する。投球フォームを安定させようと練習後のストレッチは欠かさない。「チームを楽にするため、短いイニングでも試合に出たい」と意気込む。

 金沢監督の信頼も厚く、昨秋の関東大会では、監督の指示をマウンドに届ける伝令役を務めた。

 「チームが勝つために必死になって自分ができることを探してやりたい」と話す。常に自分よりチームを優先して動いている。


 寮で同部屋の2人は全体練習を終えると、夜も一緒に自主練習に励む。「俺たちがもっと投げられれば(細川)拓哉(投手)に負担がかからない」と話し合っている。お互いについて、上野投手は「いつも謙虚で真面目。周囲の信頼も厚い」と、その人間性を高く評価する。長尾投手は「頭が良く、いろいろ考えながら投げている。投手として自分より上」と、その実力をたたえた。【川崎健】=つづく

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