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キューバは今

ポスト・カストロ 前夜/5止 中間層の拡大急務 災害復興の担い手なく

壁が崩壊したままの自宅を指さすセルスティーノ・ドゥアルさん。奥は、人を雇って再建が進むドイツ人宅=ハバナで2018年2月1日

 カリブ海諸国や米国で昨秋、今世紀最強とされる猛威をふるったハリケーン「イルマ」。ハバナのギター講師、セルスティーノ・ドゥアルさん(63)は、5カ月たっても大破したままの自宅前で「政府の支援は不十分だ」と不満を募らせていた。

 ドゥアルさんのコンクリート造り平屋の自宅は、ハバナ西部ハイユニータスの海岸沿いにある。昨年9月10日、イルマの影響で波と風が強くなり、自宅は浸水。テレビや冷蔵庫など家財道具は全て流された。ドゥアルさんは海水の中を流されるようにして近くの高台の友人宅に避難し、一命を取り留めた。「毎年のようにハリケーンが来るが、イルマはいくら対策をとっても無駄だと思えるほどの強さだった」という。

 政府の経済改革諮問機関によると、全国で約17万世帯が全半壊し、観光施設も被害を受けた。経済損失は推…

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