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【ニューヨーク國枝すみれ】国連安全保障理事会は24日、内戦が続くシリア全土で30日間の停戦を求める決議案を全会一致で採択した。アサド政権軍などによる首都ダマスカス近郊の反体制派拠点「東グータ地区」への空爆などで民間人犠牲者が急増し、状況悪化が懸念されていた。アサド政権の後ろ盾のロシアが抵抗して採択が遅れていたが、ロシアの主張を一部入れる形で採択に至った。
決議案はスウェーデンとクウェートが提案。過激派組織「イスラム国」(IS)や国際テロ組織アルカイダなどを標的にした軍事作戦以外の攻撃を全土で30日間停止する。ロシアの同意を得るため、採択後72時間以内に停戦を開始するとした箇所が「遅滞なく」との表現に変更された。
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