東日本大震災7年

「心の風化」防ぐ 自戒込め「人の口で伝承を」 岩手・陸前高田の75歳語り部

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被災地を巡るツアーでガイドを務める実吉義正さん=岩手県陸前高田市で2018年2月14日午前10時1分、後藤結有撮影
被災地を巡るツアーでガイドを務める実吉義正さん=岩手県陸前高田市で2018年2月14日午前10時1分、後藤結有撮影

 岩手県陸前高田市の実吉義正(みよしよしまさ)さん(75)は、東日本大震災の被災地での語り部活動や講演で津波被害や教訓を県内外の人たちに伝えてきた。その数は約14万人に上る。「おらが町は大丈夫だっていう気持ちがあった。だから、海に向かってどんどん町が造られていった。心の風化があったんだ」。自戒を込めて訴える。【後藤結有】

 1960年のチリ地震を含め、過去3度の大津波に襲われた陸前高田市で生まれ育った。チリ地震では、水が海岸から2キロ近くも引き、真っ黒な海底があらわになった不気味な光景を覚えている。

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