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第103回全国高校野球選手権

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明秀日立・初のセンバツへ 第2部 選手、スタッフ紹介/8 /茨城

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 <第90回記念選抜高校野球大会>

けが癒え、秋は全試合出場 鈴木翔太三塁手(2年)

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鈴木翔太三塁手

 福島県塙町出身。昨秋の公式戦は三塁手として全試合に出場。山梨学院(山梨)との関東大会1回戦では、五回1死一、二塁から勝ち越しとなる右越え適時二塁打を放った。

 昨年8月の新チーム発足直後、練習試合で二塁に帰塁した際に利き腕の右肩を脱臼し、約1カ月間ボールを投げられなかった。グラウンドでひたすら走り込む一方、リハビリのため病院に通う日々が続いた。金沢成奉監督(51)からは「焦らず治すことに専念しろ」と励まされたものの、「秋の大会に間に合うか焦りもあった」と振り返る。

 何とかけがは癒え、昨秋の県大会には間に合ったものの、どこまでプレーできるか不安もあった。だが、金沢監督から「打てなくてもしょうがない。また練習すればいい。楽しそうに思い切ってやれ」と声を掛けられ、気が楽になったという。

 「練習から声を出して内野を盛り上げ、甲子園では一回でも多く校歌を歌いたい」と意気込む。

食らいつく粘り強い打撃 佐伯尚吾外野手(2年)

佐伯尚吾外野手 拡大
佐伯尚吾外野手

 追い込まれてもボールに食らいつく粘り強さが持ち味の右打者。昨秋の公式戦は主に外野手として9試合に出場。関東大会準々決勝の健大高崎(群馬)戦では2点適時三塁打を放った。

 桜川市出身。祖父も父も野球をしていた野球一家に育った。兄太一さん(19)は明秀日立野球部OB。準優勝した2016年夏の茨城大会でメンバー入りしたが、常総学院との決勝で敗れ、甲子園に届かなかった。それだけに「打倒常総」への思いは強い。

 兄からは今も刺激をもらっている。実家へ帰省すると、一緒に守備練習をすることもある。昨秋の関東大会中には「今日は頑張れよ」「調子はどうだ」などと携帯電話に連絡があり、何度も励まされたという。

 金沢監督も「粘りがあり守備力もある」高く評価する。その期待に応えようと練習に励む。「試合に出るには打てないと話にならない。相手投手から嫌がられるバッターになりたい」と力を込める。


 2人とも右打者で逆方向への打撃を得意とする。寮も同部屋で、よく打撃の技術論を交わすという。お互いについて、鈴木翔三塁手は「自分には無い足の速さがうらやましい。追い込まれてからも食らいつく、あのしぶとさは佐伯の一番の持ち味」と感心する。佐伯外野手は「2人で上位打線につなぐ打撃をできれば甲子園でも活躍できる」と自信をのぞかせた。【川崎健】=つづく

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