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第94回センバツ高校野球

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センバツ・近江 第2部・指導者に聞く/上 多賀章仁監督(58) 一球一打への集中が重要 /滋賀

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近江を指揮する多賀章仁監督=滋賀県彦根市の近江高校で、小西雄介撮影 拡大
近江を指揮する多賀章仁監督=滋賀県彦根市の近江高校で、小西雄介撮影

 <第90回記念選抜高校野球>

 3月23日開幕の第90回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)で、2016年夏以来の甲子園に挑む近江。1989(平成元)年に就任して以来、16回目の甲子園となる多賀章仁監督(58)に意気込みなどを聞いた。【小西雄介】

 ◆今年のチームの特徴は?

 昨秋の県大会や近畿大会は金城登耶投手(2年)、林優樹投手(1年)の左腕2人と有馬諒捕手(1年)のバッテリーを軸に勝ち上がった。金城は最速139キロの速球派、林はチェンジアップを得意として打ち取る軟投派。公式戦を戦う中で林-金城のリレーの形が出来上がったが、秋以降に右横手の松岡裕樹投手(2年)と右の本格派の佐合大輔投手(2年)の調子が上がってきた。打撃陣はチャンスで1本が出ない印象があったが、1年で夏の甲子園に4番で出場した北村恵吾選手(2年)や現在3番を打つ家田陸翔選手(2年)、5番の山田竜明選手(2年)ら中軸に大事な場面で打ってほしいと思っている。

 ◆近江は選手が64人いる中で甲子園の登録メンバーは18人。選ぶのも大変では?

 登録枠がもっとあれば入れたい選手もいた。秋の近畿大会以降に伸びてベンチ入りした選手もおり、こうした競争が選手にとっていい刺激になっている。

 ◆新チームになって公式戦での唯一の敗戦が近畿大会準決勝での大阪桐蔭戦(0-5)だった。

 選手たちには「この敗戦をどう生かすかで今後が変わってくる」と伝えた。打撃陣には1点も取れなかったことを次に生かしてほしい。ただ、先発した林が4回被安打3、自責点0と通用していたことは収穫となった。

 ◆指導で大切にしていることは?

 辛抱強さや我慢することの大切さを選手たちに伝えている。厳しい展開でも、それがずっと続くわけではないので、投手は目の前の一球一球、打者は一打席に集中できるかが重要。これは監督の自分に言い聞かせていることでもある。

 ◆多賀監督は春夏通じて16回目の甲子園出場となる。

 選手たちに恵まれて甲子園に出場できている。甲子園は選手たちを成長させてくれるので、1試合でも多く戦いたい。

 ◆2001年夏には決勝まで行ったが、強打の日大三(東京)に敗れた。

 あの時、1番弱気になっていたのが監督の自分だった。まずは目の前の試合に集中することだが、今度また決勝まで上がることができたら、選手たちの「絶対に勝つ」という気持ちを後押ししたい。その姿勢で臨めばおのずと結果はついてくると思う。

 ◆意気込みを。

 欲が出ると足元をすくわれてしまうので、まずは一戦必勝で戦うこと。近年は甲子園で1勝を挙げられても、その先に進めないことが多いので、2勝以上してベスト8に入りたい。試合を見ている人の心をつかむチームで甲子園に臨みたい。


 ■人物略歴

たが・あきと

 1959年生まれ、彦根市出身。平安高(現龍谷大平安高)、龍谷大で野球部で活躍。83年に近江の教員(社会科)となって野球部のコーチや部長を務め、89(平成元)年に監督に就任。学校では副校長を務める。

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