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鉄道総研

鳴き声合成、シカ退散…忌避音で列車衝突を防止

鳴き声を利用したシカと列車の衝突事故防止のイメージ

 全国で生息範囲を広げているシカと列車との衝突事故を防ごうと、鉄道総合技術研究所(東京都国分寺市)はシカの習性を利用し、仲間に危険を知らせる鳴き声とシカが嫌う犬の鳴き声を組み合わせた「忌避音」を作った。列車からシカを遠ざける効果があり、試験では目撃回数が約45%減ったという。実証実験を経て、来年度の実用化を目指す。

 鉄道総研によると、シカは仲間とのコミュニケーションで13種類の鳴き声を使い分け、仲間に危険を知らせる場合は「ピヤッ」という甲高く短い声を出す。試しに聞かせたところ、周囲を警戒して一斉に鳴き声の方向に顔を向けたという。しかし、その場からは逃げないため、「ピヤッ」という3秒間の音の後に、シカが嫌う犬の「キャンキャン」という鳴き声を20秒間つなげて忌避音を作った。

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