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福井鉄道

大正パワー今季豪雪でも活躍「デキ11」引退へ

除雪装置を付けた「デキ11」=福井市で2018年2月22日午後2時2分、大森治幸撮影

 福井市で戦後3番目の積雪量を記録した今月上旬の大雪で、同市内を走る路面電車の軌道で活躍した1923(大正12)年製の除雪車「デキ11」が来年度以降、引退する。福井鉄道(福井県越前市)への取材で27日、分かった。除雪体制の充実を求める福井県が、買い替え資金を2018年度の当初予算案に盛り込み、同社が新除雪車を購入するためだ。

 デキ11は濃紺色のレトロな装いが特徴の電気機関車で、鉄道ファンから根強い人気がある。今回の大雪では、同社が所有する最古の車両にもかかわらず、軌道を除雪できる唯一の車両として何度も出動し、話題を呼んだ。

 しかし、車体が軽くパワーも不足しているため、脱線したこともあった。同社を支援する県は、買い替え資金4250万円のうち2833万円を18年度当初予算案に盛り込んだ。残りは国の補助で賄い、備え付けタイヤで軌道以外に道路も走れる「軌陸車」を導入する方針だ。時期は未定だが、同社は「(導入後は)デキ11は引退となる」としている。

 鉄道博物館(さいたま市)によると、引退車両は解体されることがほとんどで、まれに鉄道会社や自治体が展示・保存するケースもあるという。福井鉄道によると、引退後のデキ11の扱いは未定。引退セレモニーなども、「今のところは考えていない」という。

 鉄道愛好者団体「鉄道友の会」福井支部長の岸本雅行さん(68)=同県越前市=は「これだけ古い除雪車は全国でも珍しいのではないか。出動している姿を見ると気の毒に思うくらいだったが、長い間お疲れ様でした。ささやかでも引退セレモニーのようなものがあったらうれしい」と話した。【大森治幸】

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