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第103回全国高校野球選手権

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明秀日立・初のセンバツへ 第2部 選手、スタッフ紹介/9 /茨城

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 <第90回記念選抜高校野球大会>

悩んで野手転向、打撃に自信 有住昂大一塁手(2年)

有住昂大一塁手 拡大
有住昂大一塁手

 昨秋は中央学院(千葉)との関東大会決勝で八回1死無走者から代打で出場。新チーム結成後、初めて出た公式戦だったが、中前安打を放ち、求められた役割を果たした。

 山形市出身。小学3年から野球を始め、中学では宮城の硬式チームでプレーした。ずっと投手一筋だったが、昨秋の公式戦で登板機会はなく、関東大会後に一塁手に転向した。

 金沢成奉監督(51)から転向を勧められたとき、「まだピッチャーをやりたい」と悩んだ。それでも一塁手になったのは、相談した明秀日立野球部OBの兄隆哉さん(20)からの「親に恩返しをできる方を選べ」という一言だった。「レギュラーになって甲子園に出るにはファーストの方がいい」と決断した。

 一塁手としては「捕球の姿勢が高く、送球も不安定。レベルアップしなければ」と課題を挙げる。一方で「自分は三振は少ない。打席に立った時は、初球から強気に振っていきたい」と打撃には自信をのぞかせる。

大きな声で雰囲気盛り上げ 鈴木慧人捕手(1年)

鈴木慧人捕手 拡大
鈴木慧人捕手

 昨秋の公式戦でメンバー入りした3人の捕手のうち唯一の1年生。ブルペンや守備練習では、上級生に交じって「ナイスボール!」「締まっていこう」と大きな声を出し、雰囲気を盛り上げている。

 小学3年で宮城県古川市内の軟式チームに入った。外野手などにも挑戦したが、中学3年以降は捕手一本だ。「ピッチャーを支え、試合の全てに関わっているところがおもしろい」と魅力を話す。

 一方で、打撃面では苦手意識が拭えないところがある。昨秋の関東大会は代打で2試合に出場。中央学院(千葉)との決勝では、1点を追う九回裏1死満塁で打席へ。一打サヨナラの場面だったが右邪飛に倒れた。「先輩の代打だったのに申し訳なくて」

 以来、何とか打力を上げたいと、実戦を意識して練習するようになった。素振りの時も、投手からの球を思い描きながらスイングする。「1年生らしくどんな時にも元気を出していきたい」と誓っている。


 2人は中学生のとき硬式チーム・宮城仙北ボーイズ(宮城)で先輩と後輩だった間柄。有住一塁手は投手だったため、練習試合ではバッテリーを組んだこともあったという。有住一塁手は鈴木慧捕手について「一緒に話すことが多い。明るくて元気なところがいい」と目を細める。鈴木慧捕手は有住一塁手について「今でも野球のアドバイスをくれる。チームの雰囲気が暗いとき、まず最初に声を出している」と尊敬する。【川崎健】=つづく

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