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時代の波にもまれる日本企業や組織を描く「変革」第11部は、04年の球界再編問題から大きく変化してきたプロ野球のパ・リーグに迫る。

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第6部 伊藤忠商事/1 巨額買収に試練(その1)

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ドールのバナナ農園では現地従業員がバナナの房に袋をかぶせる作業を行っていた=フィリピン・ミンダナオ島で、秋本裕子撮影
ドールのバナナ農園では現地従業員がバナナの房に袋をかぶせる作業を行っていた=フィリピン・ミンダナオ島で、秋本裕子撮影

フィリピン台風、農園被害

 熱帯特有の強い日差しが照りつける中、高さ3~4メートルに育った無数のバナナの木が生い茂り、空に向かって大きな葉を広げている。葉の根元付近からは、青々とした果実の房がたわわに実っている。

 伊藤忠商事子会社のドール・インターナショナル・ホールディングスがフィリピンのミンダナオ島南部、ゼネラルサントスに保有するバナナ農園。現地で雇われた従業員が、はしごに登り、バナナの先についた小さな花を摘んだり、バナナに袋をかぶせたりする作業に汗を流している。

 「一房につくバナナの本数が増え、大きさも立派になって着実に回復している」。伊藤忠からドールに出向し、現地に駐在中の北栄(きたえ)哲弥(55)は、収穫目前のバナナに目を細めた。ミンダナオ島全域に点在するドールのバナナ農園は、計約1万9000ヘクタール。1カ月で1億本以上ものバナナが日本に出荷される。

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