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 昭和歌謡に雨の歌が多い気がして、元日本レコード大賞審査員、塩沢実信(みのぶ)氏の労作「昭和歌謡100名曲」をめくってみた。5冊にわたり計500曲収めているが、タイトルにある単語を追うと「東京」という地名のほかは「雨」「夜」「恋」の3語が目立つ。

 アトランダムに曲名を挙げておくと、「雨に咲く花」「アカシアの雨がやむとき」「雨がやんだら」「氷雨」「遣(や)らずの雨」「雨の慕情」……といった調子で、ずばり「雨」もあれば「大阪しぐれ」などのように雨でくくれる歌もある。

 それにしても、なぜ雨なのか。和歌で「長雨」という言葉が用いられていると、たいてい「眺め」が掛けられているとは、うろ覚えの知識である。雨が降り続く梅雨時などは、いつも訪ねてくる男も遠のく。待ちわびる女は外の雨をうらめしげに眺める、つまり「長雨」--「眺め」と想像したりもするが、宗教学者の山折哲雄氏と明治大教授の斎藤孝氏の対談本「『哀(かな)しみ』を語りつぐ日本人」で山折氏は日本人の伝統的な感情にふ…

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