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「明治150年」と大逆事件 今に通じる「異質者」排除=棚部秀行(東京学芸部)

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大石誠之助の墓前で名誉市民決定を報告する立花利根さん(中央)と作家の辻原登さん(右)。辻原さんの小説「許されざる者」の主人公は大石さんがモデルだ=和歌山県新宮市の墓地で1月24日、神門稔撮影
大石誠之助の墓前で名誉市民決定を報告する立花利根さん(中央)と作家の辻原登さん(右)。辻原さんの小説「許されざる者」の主人公は大石さんがモデルだ=和歌山県新宮市の墓地で1月24日、神門稔撮影

 和歌山県新宮市は1月17日、「大逆事件」で処刑された医師の大石誠之助(1867~1911年)を名誉市民にすることを決めた。命日にあたる24日、田岡実千年(みちとし)市長は、遺族代表の大石のおいの孫、立花利根さん(81)に表彰状を贈った。刑死から107年後に授与された称号だ。明治維新から150年の今年、大石の名誉が大きく回復されたことの意味を考えてみたい。

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