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経済観測

事業のアイデアと資金の集め方=インターネットイニシアティブ会長・鈴木幸一

 余剰資金がだぶつき、超低金利の続く日本だが、IT起業家の状況を見ると、米シリコンバレーはもちろん、アジアのベンチャー企業と比較しても、事業のアイデア、資金の集め方がいかにもつつましい。ベンチャー企業の大半は、真面目ではあるけれど、小さな思いつきばかりが目についてしまう。海のものとも山のものとも分からない起業家に、理屈が付かない資金が流れるよりは健全なのかもしれないが、大化けが期待できない起業ばかりと、老いて枯れ始めている国には、そんなエネルギーしかないのかと、寂しい思いがするのである。

 先日、インドネシアの知人のご子息が、多額の資金を集めて始めたベンチャー企業の話を聞き、オフィスを訪ねてみた。日本のメディアでも紹介されているウーバーのバイク版といった企業である。ウーバーが人を運ぶのに対し、その企業は、人はもちろんレストランの料理から日常品、マッサージ師に至るまで運べるものはすべて即座に運び、決済まで行い、バーチャルなネットワークをバイク便によってつくり上げてしまおうという試みで…

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