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瀬戸山隆三の球界ウラ話

プロ野球・オリックス・バファローズの球団本部長を昨季限りで退いた瀬戸山隆三氏(63)は、福岡ダイエー(現ソフトバンク)ホークス、千葉ロッテマリーンズでも球団社長などの要職を務めた。30年近くにわたる歩みの中で、ホークスの福岡移転、2004年の球界再編などを経験。「平成のプロ野球史」を振り返るとともに、変わりゆく球界への提言も盛り込む。

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瀬戸山隆三の球界ウラ話

プロ野球/12止 新しい球団の姿 街と連携、ベイに注目

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「THE BAYS」の開業セレモニーでテープカットする(左から)ラミレス監督、岡村球団社長、横浜市の渡辺副市長=横浜市中区で2017年3月18日、水戸健一撮影
「THE BAYS」の開業セレモニーでテープカットする(左から)ラミレス監督、岡村球団社長、横浜市の渡辺副市長=横浜市中区で2017年3月18日、水戸健一撮影

 これからのプロ野球の球団は、それぞれの経営努力によって新しい価値を創造しないと生き残れないと思う。2004年の「球界再編」では、一部のオーナーたちが「1リーグ制」にしようとした。当時はまだ、集客もテレビ放映権料も「ドル箱」の巨人戦や阪神戦頼みで、パ・リーグのチームもその恩恵で収支の改善を図ろうとするもくろみがあった。だが自ら経営努力ができないのなら、新たな知恵を持つオーナーに勇気を持ってバトンタッチすべきで、そう導いていくのもコミッショナーの大きな役割の一つではないだろうか。

 私は06年、ロッテの本拠地球場に指定管理者制度を導入した。球団が球場を運営する「一体経営」の先駆けだったと自負している。今、注目したいのは横浜DeNAベイスターズの「スタジアムを起点にした街づくり」だ。昨年3月、親会社のディー・エヌ・エー、横浜DeNAベイスターズ、横浜スタジアムの3社が、横浜市と「スポーツ振興と地域経済活性化などに関する包括連携協定」を締結した。横浜スタジアム近くに、市の指定有…

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