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「新芸」とその時代

(33)普門館開催まで……カラヤン&ベルリン・フィル公演Ⅰ

1977年の来日公演でベルリン・フィルを指揮するカラヤン=11月6日、大阪フェスティバルホールで

 新芸術家協会がヘルベルト・フォン・カラヤン率いるベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を初めて招請したのは1979年だ。73、77年にウィーン・フィルの来日公演を成功させた新芸にとっては、まさに満を持しての大イベントであった。

 ベルリン・フィルがカラヤンとともにNHKの招きで初来日したのは57年。以後66年と73年は同じくNHK。70年、77年は大阪国際フェスティバル協会の招請で来日している(70年の大阪公演は日本万国博覧会協会との共同主催)。79年の来日公演は、財団法人「日本音楽芸術振興会」と新芸の2者の主催だが、この財団は大阪国際フェスティバルに対抗するような形で「東京音楽芸術祭」を開催する目的で、西岡=新芸が中心となって77年に設立されたもので、いわば新芸と表裏の関係にあった。

 公演に向けて重要な役割を果たしたのが、カール・ベームなど新芸の招請アーティストの通訳を務め、東京音楽芸術祭の仕事を手伝っていた眞鍋圭子(現・サントリーホール・エグゼクティブ・プロデューサー)であった。眞鍋は73年にカラヤンへの取材経験があり、77年のカラヤン来日の際にはドイツ・グラモフォンの依頼で、カラヤン及び同行した2人の令嬢の世話係をしている。77年の来日時、眞鍋は西岡の依頼で、宿泊先のホテ…

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