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岩間陽子・評 『誰が日本の労働力を支えるのか?』=寺田知太、上田恵陶奈、岸浩稔、森井愛子・著

外国人か AI・ロボットか

 (東洋経済新報社・1728円)

 人口減少、労働力不足を扱う本は多いが、その多くは結論先にありきで、読むほどのこともない。本書をちゃんと読んでみる気になったのは、まずきちんとデータに取り組んでいることである。もう一つのこの本の良さは、無理に一つの答えを導きだそうとしていないところだ。各章が比較的独立しており、選択肢を示して読者に考えさせようとしている。

 日本の労働力は、どれくらい足りなくなるか。今のままの働き方では、2030年に14年比で787万人労働力人口が減少するという。政府の「一億総活躍社会」構想が順調に進み、女性や高齢者の活用が実現し、経済成長が実質2%の水準になったという仮定では、これが225万人になるそうである。多くの産業で若年労働者の参入が減少し、労働力不足は、長期的、構造的問題となっている。

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