東日本大震災

仮設住宅消える日まで きずな新聞、被災者に寄り添う 宮城・石巻

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最後の1人が仮設住宅を出るまで続けると決めている岩元さん
最後の1人が仮設住宅を出るまで続けると決めている岩元さん

 東日本大震災の被災者に向けた宮城県石巻市の「石巻復興きずな新聞」は一度は終刊しながら復活した無料情報紙だ。編集長の岩元暁子さん(35)は資金難から震災5年を区切りに発行をやめたが、以前に読者の「おっちゃん」から言われた「仮設に残る俺たちを見捨てるんか」という言葉がよぎった。「被災者にとって5年はなんの節目でもない」。最後の1人が仮設を出るまで続けると決め、被災者に寄り添う。

 情報紙は毎月10日発行。A4判4ページで、市内の仮設住宅約1000戸と市街地の災害公営住宅(復興住宅)の住民に計約6000部配布する。1月発行の1面トップは「どんと祭裸参り参加記」。無病息災を祈り、さらし姿で町を歩く裸参りに記者が挑戦した体験記だ。「石巻でも裸参りをやっているんだ」「今月も待っていたよ」。喜びの声が届く。

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