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旧優生保護法を問う

旧優生保護法下で不妊手術を強制された障害者らの記録に関する毎日新聞の全国調査で、強制手術を受けた人の約8割に当たる1万2879人の資料が確認できなくなっていることが判明した。「記録のない被害者」をどう特定し、救済につなげるか。

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旧優生保護法

「私も産めたのに」脳性まひ女性 今も悔い

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「過去の事実をなかったことにはしてほしくない」と話す女性=富山市で
「過去の事実をなかったことにはしてほしくない」と話す女性=富山市で

 「優生思想に洗脳され、子宮を摘出しました」--。脳性まひの障害のある富山県の女性(60)が、毎日新聞の取材に語った。「不良な子孫の出生防止」を掲げ障害者らに不妊手術を強いた旧優生保護法(1948~96年)の対象ではなかったが、22歳の時に自ら手術を申し出た。だが「本当は私も子どもを産み育てられたのでは」と悔やんできた。【岩崎歩】

 女性は生まれてすぐ脳性まひと診断され、8歳で石川県の障害者施設に入所。13歳の時に初潮を迎えた。身の回りのことや生理の処置も職員の介助が必要だった。「(障害者は)どうせ赤ちゃんなんか産めないのに。(子宮を)取ってしまった方がいい」。毎日のように施設の職員から聞かされた。

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