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第103回全国高校野球選手権

第103回全国高校野球選手権大会(8月10~29日)の特集サイトです。

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富山商創部100年 選手紹介/15 前田幸輝選手(1年) 聖地で打ち父に感謝を /富山

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レギュラー争いに闘志を燃やす富山商の前田幸輝選手=富山市庄高田の同校で、鶴見泰寿撮影 拡大
レギュラー争いに闘志を燃やす富山商の前田幸輝選手=富山市庄高田の同校で、鶴見泰寿撮影

 <第90回記念選抜高校野球>

 昨秋の北信越大会準決勝の日本航空石川戦。2-7で迎えた八回表。代打で打席に立てるチャンスが巡ってきた。県大会を含めて公式戦での初打席。緊張と喜びをかみしめて右打席に立った。

 日ごろから打撃のミート力には自信があった。「どんなヒットでもよい。チャンスを作りたい」。直球に的を絞り、迎えた初球。「来た」と思った瞬間、ボールが変化。低めのチェンジアップでサードゴロに打ち取られた。試合でアピールできる絶好の機会を生かせない自分に腹が立った。

 冬場は打撃フォームを改良。両足の幅を極端に広げて重心を低くし、低めの変化球で体勢が崩されても対応できるように心掛けて、ティー打撃を繰り返した。パンチ力を上げようと、ベンチプレスも57キロから70キロまで上げられるようにした。

 野球部OBの父は高2の夏に甲子園に出場したが出番はなかった。小学校から野球を教わり、疲れたときはマッサージしてくれる父に「甲子園でヒットを打つことで、感謝のメッセージを伝えたい」と闘志を燃やす。【鶴見泰寿】

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