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奈良市佐紀町の「想芸館(そうげいかん)」は、人工クラゲが自由気ままに浮遊する水槽のインテリアを制作する珍しい工房だ。代表の奥田エイメイ(本名・英明(ひであき))さん(53)が、大手電気機器メーカーの研究者時代に開発を手掛けた人工筋肉の素材を応用し、感動と安らぎを与えるアクアリウムを世に送り出している。【数野智史】
水槽内で水流に乗り、いくつもの空に浮かんだ気球のようにふわふわと漂う人工クラゲ。傘全体が生き生きと膨らむと、一本一本細かく再現された触手もひらひらと動き、「人工」と聞かされていなければ本物と見分けがつかないほどだ。
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