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【カイロ篠田航一、ダマスカスでフアード・アリ(シリア通信員)】シリアの首都ダマスカス近郊の反体制派支配地域・東グータ地区に5日、国連や赤十字・赤新月社などの支援車両46台が到着し、一部が医薬品や食糧を搬入した。アサド政権が長期間にわたり包囲を続ける同地区に支援車両が入るのは、戦闘が激化した2月18日以降初めて。
支援物資の搬入が今後、順調に進むかは予断を許さない状況だ。東グータ地区では2月27日からロシアの提案で1日5時間(午前9時~午後2時)の時限停戦が始まっている。しかし、シリアのアサド大統領は3月4日、国営テレビで「テロリストとの戦いを続ける」と明言。30日間の全面的停戦を求める国連安全保障理事会の2月24日の決議にもかかわらず、空爆や砲撃、地上軍の投入を含む激しい戦闘が継続している。
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