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東日本大震災7年

福島第1原発事故 廃炉、遠い道のり 前原子力規制委員長・田中俊一氏、飯舘村長泥地区長・鴫原良友氏に聞く

田中俊一氏

 帰還困難区域の除染と復興をどう進めるべきか。原子力規制委員長を退任後、昨年12月から福島県飯舘村に住宅を借り、帰還困難区域の同村長泥地区の復興支援にあたっている田中俊一氏(73)と、同地区の鴫原(しぎはら)良友区長(67)に聞いた。

地域維持の仕組みを 飯舘村居住 前原子力規制委員長・田中俊一氏

 帰還困難区域も今は、年間追加被ばく線量が避難指示解除可能な20ミリシーベルトを下回る地域がほとんどだ。放射線量からすれば本来は除染しなくてもよいが、帰還困難区域の住民としてみれば、「何もしないで帰すのか」という不安な気持ちもある。だから、人が住む場所については一定程度の除染はやむを得ないと思う。しかし、それ以外の場所は、やる必要はなく、その費用は、帰還後のサポートに回すほうがいい。

 今よりも、避難指示解除後の課題のほうが大きい。解除しても戻る人は少なく、高齢者が中心になるだろう。地域をどう維持していくのか。特に、長泥地区のような山間部では、高齢者だけで農業を続けていくのは難しい。農業公社などを組織し、解除後も戻らない人の土地利用を担うなど、農業を続けていける仕組みを考えなければならない。

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