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我らが少女A

/213 第6章 21=高村薫 多田和博・挿画監修

 今年は秋の進み具合が早い。十月十六日月曜日の午後、武蔵野は四日続きの雨で木々も家々も色落ちしたようにくすみ、ときおり高くなる雨音と、十二分間隔の西武多摩川線の電車の音のほかには聞こえるものもない。外大生たちの流れが一段落した多磨駅も、改札前の路地では通る人も絶え、雑居ビルの果物屋のビニールテントを雨が叩(たた)き続ける。

 駅のホームには今日も、午前九時過ぎから勤務についた小野の姿がある。昨日は原宿の東郷記念館で一世一代…

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