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しあわせのトンボ

降る雨や=近藤勝重

 雨が降っていても、傘を持って出るかどうか迷うことが多い。雨の日、例えば東京都港区赤坂のTBSまで行くとしても、雨に降られるのは家のすぐ近くのバス停までだ。あとは駅ビルや地下街、ビルに通じるエスカレーターなど通路をうまく使えば、ぬれずに局へ行ける。

 それに通りで降られても、コンビニに駆け込めば傘は買えると思うと、雨雲を見上げて、春雨じゃ、ぬれて行こうという気にもなる。

 さて先夜、MBSラジオの歌番組「野村啓司の懐メロジュークボックス」で雨の歌を楽しみたいと、日野美歌さんが歌う「氷雨」と川中美幸さんの「遣(や)らずの雨」をかけてもらった。「氷雨」はともかく、「遣らずの雨」って若い人には難しかろうと、「帰ろうとする人を、まるで帰さないためであるかのように降る雨」と手元の辞書にあるままの説明を加えておいた。その続きで「遣らずの雨」で歌われる男女の心模様や雨の情趣につ…

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