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第103回全国高校野球選手権

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第90回記念選抜高校野球 JABA県野球連盟理事 中村敏春さん(70)=富山市 /富山

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 <センバツ高校野球>

雪国のハンディはね返して

 1、2年の夏、甲子園に出場しました。思い出深いのは、2年で三塁手として出場した北海(南北海道)との試合。初日の第3試合でしたが、第1、2試合とも延長戦で、試合開始からナイターでした。当時は県内にナイター施設のある球場はなく、初めてのナイターでした。ゴロや飛球もデーゲームと感覚が違いましたが、体がとても軽く感じたのを覚えています。結局、無安打に終わり、試合も4-6で1回戦敗退。その悔しさが社会人で野球を続ける原動力になりました。

 卒業後、電電北陸(後のNTT北陸)に入り28歳までプレーしました。その間、都市対抗に1回、産業別対抗と2回も後楽園に出場でき、都市対抗では、東京鉄道管理局(現・JR東日本)に勝ったこともあります。産業別対抗では、調子も良く2試合で4安打打つことができました。その時は野球を続けて本当によかったと思いました。

 今年は大雪で、練習も苦労していると思います。私が富山商に入学した年も三八豪雪の年で、春なのにグラウンドに山のような雪がありました。「内野だけでもグラウンドで練習したい」と除雪した雪の山でした。また、室内練習場もなかったので、小さなビニールハウスで練習していました。雪国のハンディキャップはあると思いますが、昔から見たら恵まれていると思って、はね返してほしいものです。

 「自分の力を全て出し切る」ということは、口で言うのは簡単ですが、そのためには技術面だけでなく精神面も含めて今以上に自分を高める努力が必要です。謙虚に練習に取り組んでほしい。そしていったん甲子園のグラウンドに立ったら、相手がどこであろうと恐れることなく、自分のプレーをしてほしい。【聞き手・青山郁子】

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 タイトルの揮毫(きごう)は富山商OBの書家、森大衛さん

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