岩手

震災被災の職人 ディズニーのオール作りに注力

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オリエンタルランドから注文があったオールの製作に取り組む三浦勝広さん。オールの反りを見る目は真剣で職人の誇りがみなぎる=岩手県宮古市上町の作業場で2018年2月16日、鬼山親芳撮影
オリエンタルランドから注文があったオールの製作に取り組む三浦勝広さん。オールの反りを見る目は真剣で職人の誇りがみなぎる=岩手県宮古市上町の作業場で2018年2月16日、鬼山親芳撮影

 岩手県宮古市鍬ケ崎上町の三浦櫓櫂(ろかい)店に、テーマパークの東京ディズニーシーを経営するオリエンタルランド(千葉県浦安市)からアトラクションのゴンドラ船に使うオール(櫂)の注文があった。東日本大震災で被災し、チョウナとマサカリ、カンナが手元に残った主人の三浦勝広さん(76)。頭に手ぬぐいを巻き付け、職人としての腕を久しぶりに振るっている。【鬼山親芳】

 注文があったのは昨年8月。「オール6本を作ってほしい」と依頼を受けた。材料はミズナラと指定もあり、注文のサイズ通り、長さ3.1メートルのオールを手持ちの材料で仕上げて送った。通常は4メートル前後もあるので、アトラクションで子どもがこぐためのものらしい。

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