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第103回全国高校野球選手権

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第90回選抜高校野球

甲子園での目標を書に 日大三部員が習字大会 /東京

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筆を握る日大三の選手たち=町田市の日大三で 拡大
筆を握る日大三の選手たち=町田市の日大三で
書いた作品を掲げる日大三の選手たち 拡大
書いた作品を掲げる日大三の選手たち

 <第90回センバツ>

 第90回選抜高校野球大会に出場する日大三の選手たちは、甲子園での活躍を目指し、書道で目標を表現する習字大会を行った。「精一杯」「自信」など思い思いの言葉を書で表し、センバツの「1勝」に向け、改めて決意を固めるきっかけになったようだ。

 三高ナインは約20年前から、練習の合間に書道に取り組んでいる。小倉全由監督によると、当初は大学進学の願書などで上手に字を書くための訓練が目的だったが、三高の元国語科教諭で、野球部の元部長でもある本多匡博さん(73)が「上手に書くことよりも、書きたいと思う言葉を真剣に書くことが大切」と助言。選手一人一人が、目標や志を込めた言葉を気持ちを込めて書く大切さを伝えるようになったという。

 小倉監督は「自分の選んだ言葉を書にすることで、その字に対して真剣に向き合うことになる。書いたことに責任を持ち、練習でも意識するようになる」と語る。選手の目に入りやすくするように、書いた作品は、合宿所の窓ガラスに張り出すのだという。

 今年は2月27日に実施した。本多さんとともに、大学時代に書道を専攻していた赤谷真由子教諭(33)や、国語を教える金子美保教諭(43)が同席。慣れない筆に悪戦苦闘する選手にアドバイスを送った。

 書き終えた選手たちは一人一人、皆の前で発表した。「下克上」という言葉を選んだ小沢優翔選手(2年)は「レギュラーを抜かせるよう、朝から晩まで練習します」と決意表明。「楽よりも苦」と書いた米沢直樹選手(同)は「残された時間は少ないので、楽な方よりも苦しい方を選び、練習を頑張りたい」と意気込みを語った。

 小倉監督も参加した。書いた言葉は「初戦突破」。「しばらく甲子園で勝てていない。優勝するためにもまずは1勝。頼むよ!」と発破をかけた。赤谷教諭は「真剣に書に向かう姿勢を見て、感動しました。センバツでも頑張ってください」とエールを送った。【蒔田備憲】

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