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東日本大震災7年/上 砂場に響く子どもの歓声

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巨大な砂像が完成し、子どもたちの大きな歓声が響く砂場=福島市荒井の四季の里で、矢澤秀範撮影
巨大な砂像が完成し、子どもたちの大きな歓声が響く砂場=福島市荒井の四季の里で、矢澤秀範撮影

 <くらしナビ ライフスタイル>

 東京電力福島第1原発の事故により子どもたちが外遊びの場を奪われた日から、まもなく7年。砂場を整備して人と人をつなぎ直そうとする取り組みが、福島県で進んでいる。

 ●多様な遊びの原点

 砂まみれの子どもたちの歓声が響き渡る。スコップや底の抜けたバケツで砂山を作り、さまざまな器具を使って模様を描いていく。福島市郊外で昨年6月に開かれた「サンドアートフェスティバル」。2日間で約5500人が来場し、砂遊びや砂像アート制作を楽しむ子どもたちの笑顔があふれた。プロデュースしたNPO法人「福島SAND-STORY」の笠間浩幸理事長(同志社女子大教授)は「砂場はさまざまな遊びの原点。福島だからこそ、その重要性を誰よりも強く語ることができるし、語る必要がある」と力説する。

 爆発の直後、福島第1原発の近くからは16万人以上が避難を余儀なくされた。約1カ月後、文部科学省が発表した幼児や小中学生の屋外活動の基準は、大気中の放射線量が「毎時3・8マイクロシーベルト、年間20ミリシーベルトを超えない」。避難対象とならなかった地域でも、基準値以上が観測された学校や保育所が55あった。福島市の10校・園、郡山市の1校、伊達市の2校では屋外活動が1日1時間以内に制限された。不安が…

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