特集

旧優生保護法を問う

旧優生保護法下で不妊手術を強制された障害者らの記録に関する毎日新聞の全国調査で、強制手術を受けた人の約8割に当たる1万2879人の資料が確認できなくなっていることが判明した。「記録のない被害者」をどう特定し、救済につなげるか。

特集一覧

旧優生保護法を問う

強制不妊手術 三重県、大半黒塗り開示 毎日新聞公開請求 53人分、740枚

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷

 旧優生保護法(1948~96年)に基づく障害者らへの強制不妊手術について、三重県は8日までに、毎日新聞の情報公開請求に基づき、関係する公文書91件、740枚を開示した。手術の適否を判断する県審査会の議事録では、開催日時や出席委員名などを除き、ほとんどの項目が黒塗り。審査がどのように行われたのかはうかがい知ることができなかった。実態の解明に向け、公開を求める声が出ている。【田中功一】

 開示されたのは、県に記録が残っている63~79年の審査会22回分の議事録など。患者の住所や氏名などの個人情報に加え、診断名や手術の申請理由、患者の健康診断書、遺伝調査書、審査内容など全体が黒く塗りつぶされていた。文書は53人分あるが、審査結果を記す欄の「適」「否」の表記も黒塗りにされていた。

この記事は有料記事です。

残り559文字(全文899文字)

【旧優生保護法を問う】

時系列で見る

関連記事

あわせて読みたい

マイページでフォローする

ニュース特集