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米朝

史上初、5月までに首脳会談へ 正恩氏、非核化意向

 【ワシントン高本耕太】韓国大統領の特使として訪朝した鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長は8日、ホワイトハウスで記者会見し、トランプ米大統領が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の訪朝要請を受け入れ、5月までに米朝首脳会談に応じる意向を示したと明らかにした。ホワイトハウスは時期や場所は未定とし、「2、3カ月以内」に会談すると説明した。金委員長は韓国政府の特使団に対して「非核化の意思」を示し、核・ミサイル実験の「凍結」を約束したという。

 両首脳の会談が実現すれば、史上初の米朝首脳会談となる。

 トランプ氏は発表直後、「金正恩は(核開発の)単なる停止ではなく、非核化について述べた。この期間は北朝鮮によるミサイル実験も行われない。大いなる前進だ。ただ、合意に至るまでは制裁は続ける。(米朝)会談は実施される予定だ!」とツイートした。

 鄭氏はこれに先立ち、トランプ氏やマクマスター米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)、マティス国防長官らと会談し訪朝成果を報告。「金委員長からのメッセージ」をトランプ氏に口頭で伝えた。

 鄭氏によると、金委員長は4月に予定される米韓合同軍事演習は「続けられなければならないと理解している」としたうえで、トランプ氏との「可能な限り早期の会談実現」に意欲を見せた。報告を受けたトランプ氏は「恒久的な非核化を実現するため、5月までに金委員長と会談する」との考えを表明したという。

 一方、サンダース大統領報道官は「大統領は金委員長の招請を受け入れる」との声明を発表。「北朝鮮の非核化を目指すが、すべての(対北朝鮮)制裁措置や最大圧力方針は維持されなければならない」と述べた。

 米政府高官も、鄭氏の発表後、記者団に対し「トランプ政権は、適切な時期での対話に向け、常に窓を開いてきた」と説明。その一方で、「歴代政権のように対話の対価として譲歩をすることはしない」と述べ、北朝鮮を国際社会で孤立化させ核・ミサイル開発放棄を迫る政策方針に変更がないことを強調した。実務者、高官レベルの接触からの積み上げを経ずに首脳会談に臨むリスクについて、高官は「全体主義国家で金委員長が唯一、政策決定をできる人物であり、合理的な判断だ」と説明した。

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