神戸・中3自殺

学校側、いじめ気付かず 事実上免責

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 神戸市垂水区で2016年10月、市立中3年の女子生徒(当時14歳)が自殺した問題で、市教委の第三者委員会がまとめた調査報告書の全容が判明した。報告書は、容姿の中傷など女子生徒へのいじめを認めたが、学校側は全く気付いていなかったと指摘。ただ、他生徒らから女子生徒の異変の申し出がなかったことを理由に「(自殺の兆候を)教職員が察知するのは極めて困難」として学校側を事実上免責した。自殺の原因も「特定できない」とし、いじめとの因果関係は認めなかった。

 女子生徒の母親は不服として、12日に久元喜造市長に再調査を求める文書を提出する。

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