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前橋地裁

1歳児暴行死、懲役9年判決 悪魔払い「悪質」

女児が死亡したアパート=前橋市で2017年2月、尾崎修二撮影

 前橋市の1歳の女児に「悪魔払い」と称して暴行し死亡させたとして、傷害致死罪に問われた前橋市駒形町、無職、北爪順子被告(65)の裁判員裁判の判決が9日、前橋地裁であった。鈴木秀行裁判長は「無抵抗の女児に危険な暴行を加え悪質」として、懲役9年(求刑・12年)を言い渡した。

 弁護側は公判で「被告は当時、現場にいなかった。暴行を振るう動機もない」と無罪を主張していた。

 鈴木裁判長は判決理由で「以前から、お払い行為と称して女児の足をすくって転ばせるなどの暴行を繰り返していた。行為をエスカレートさせた末の犯行」と指摘。弁護側の無罪主張については「犯行不可能との疑いは生じない」と退けた。

 判決によると、北爪被告は2011年5月2日午後5時ごろ、職場兼自宅アパートの部屋で、前橋市西片貝町、城田麻雛弥(ますみ)ちゃん(当時1歳)の両脇を抱えて頭上に振り上げ、床に投げつける暴行を加え、4日後に急性硬膜下血腫などで死亡させた。被告は霊的な能力があると称し、悩み相談などを仕事としていた。【杉直樹、神内亜実】

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