君たちはどう生きるか

250万部!大ヒットの理由は 漫画家・羽賀さん×編集者・鉄尾さん緊急対談

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吉野源三郎の名著「君たちはどう生きるか」を漫画にした羽賀翔一さん=中澤雄大撮影
吉野源三郎の名著「君たちはどう生きるか」を漫画にした羽賀翔一さん=中澤雄大撮影

「ビリギャル」小林さやかさんも激賞

 雑誌「世界」初代編集長などを務めた吉野源三郎が若者向けに書いた小説「君たちはどう生きるか」が、新潮社から出版されたのは1937(昭和12)年のことだ。それから80年後に発売されたマガジンハウス版の累計発行部数が3月9日、250万部(漫画200万部、新装版小説単行本50万部)に達した。眼鏡姿のコペル少年の顔をクローズアップした漫画の表紙を見たことがある人も多いだろう。「自分の生き方を決められるのは、自分だけだ」と訴えかけてくるような力強いまなざしである。大型書店では平積みの山ができ、各種メディアが特集を組み、スタジオジブリの宮崎駿監督が同名のタイトルで次回作を製作したいと明言するなど、一大ブームになっている。

 戦前の名著が21世紀に生きる人々になぜ受け入れられたのか--。迷える時代の道しるべを探し求める人たちの琴線に触れたのかもしれない。「生き方のヒントをもらった」など読者の声が続々と寄せられる中、原作のエッセンスを損なわずに分かりやすく描いた漫画家の羽賀翔一さん(31)と企画立案した編集者でマガジンハウス取締役の鉄尾周一さん(58)の2人に、大ベストセラーまでの道のりを振り返ってもらった。

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